死生を考えるイベント報告
竹田市で行われた「死ぬまであと5分」の記事が7月22日の大分合同新聞に掲載されました。
「医・福・異クリエイターズ」が主催。
メンバーの岡江さんから「棺を貸して欲しい」という連絡があり、「ぜひ参画させて欲しい」とお願いした企画。
当日は曲木祭壇を設置し、カメヤマキャンドルの好物シリーズを展示。
せっかくなので「地産地葬」を意識し、棺は豊後大野市大野町で製造されている大分県産「豊後のひつぎ」を持って行きました。
入棺時、実際のお葬式では花入してお別れするのでソープフラワーを手に花の香りを感じてもらったり、会場全体を供香の薫りで演出しました。
トークセッションでは「死を通して生きることや考えることは大事だが、ストレートに伝えても関心を持ってもらいづらい」「死のリアルを感じつつ、いまを生きることが大事」「異業種の化学反応でエンタメ要素を入れつつクリエイティブに」という開催趣旨などがテーマに。
参加者からは「今まで全く知らない人たちなのに、棺に入っていくのを見ると悲しい気持ちになった」「(棺に入ると)近くにみんながいるのに、自分だけが隔絶されている感覚だった」などの感想もお聞きできました。僧侶の法話も葬儀の場やお寺以外で聞く機会は多くないでしょうし、参加者の年代的にも新鮮だったご様子でした。
参加者には棺に入ることを伝えておらず「笑ってはいけない」設定で進行していくことも驚きでした。
これをヒントに行政×医療×福祉×宗教者×士業×葬儀・・・。
葬送の価値が伝えられるコラボイベントを積極的に企画していきたいと思いました。