介護老人保健施設でエンディングノート講座
判田台会館・備庵を運営する株式会社ファインは終活セミナーに講師を派遣しています。
このところ施設さんからのご依頼で出かけていくことが増えています。
多くの方と触れ合える貴重な時間を頂戴できて有難いと感じています。
先日もお邪魔させていただいた感想をご紹介させていただきます。
先月、終活セミナーで訪問した、介護老人保健施設やすらぎ苑さんに再度お邪魔しました。
今回は、先月の終活セミナーの後にお渡ししたエンディングノートを一緒に書いてみましょう！というもの。１か月ぶりの訪問でしたが、私のことをみなさん覚えていてくださり、とても嬉しく感じました。
お正月の間に娘さんと一緒に書いたという80代の女性は、大晦日からお正月にかけて娘さんとたくさん話ができて良かったと、「やっぱり、家族と話をすることが大切なのね」とおっしゃっていました。その方は、ご主人と一緒に海外旅行に行ったのが一番の思い出で、ヨーロッパ各国やアメリカ、中国等々周った国は数えきれないとのことでした。
また、他のみなさんも、自分の名前の由来や、幼い頃のできごと、若い頃の仕事の話や、ずっと楽しんだ趣味のことなど、日ごろ一緒に過ごしていても、出てこない内容の話ができて、お互いに新しい発見だったようです。
30年間、飲食店の女将さんをされていたという女性は、幼い頃の洪水に遭ったときの様子やお店に訪れた有名人の方との思い出など、エンディングノートに記入をしながら懐かしそうにお話してくださいました。
4人姉弟の長女さんは、両親のことが大好きで、いつも何とかして助けてあげたいと思っていたと、とても大切に育てられたと幸せそうな表情で語ってくださいました。
エンディングノートの"大切な思い出"の欄に、みなさん色々なことを記入されていました。幼い頃、兄と釣りを楽しんだこと、友人と朝まで遊んだこと、ご主人との旅行の思い出、そして一番多かったのが「今が一番！」とおっしゃる方々でした。幼い頃からの思い出や仕事のこと、子育てや孫のこと・・色んな経験をしてきたからこそ、今の幸せを感じられる。
デイケアに通いながら毎日好きなことをして、自由に生活できる今が一番楽しい！と笑顔で話してくださる方が多くいらっしゃいました。私自身もみなさんのような年の重ね方ができるといいなあと、人生の先輩方の貴重な話がきける有り難い時間となりました。
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