家族葬エピソード986：「『ありがと』」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード986：「『ありがと』」

故人様はご生前...ご自身の葬儀についてどのようにするか、誰を呼ぶかなどを、
全てリストにして細かく書き記してありました。
まだまだ元気に動けるうちからそれはもう綿密に計画していらっしゃったそうで、
そのリストを早くから見せられたという息子様。
こんな早い時から何してるんだ...と、ため息を溢したこともあったそうです。

葬儀を迎えるにあたり、とても悲しい時間でありながら...
家族の負担が少しでも減るよう考えてくれていた優しさや気遣いに気付かされ、
「ここにきて、そのありがたさがわかってきました」
とお話ししてくださいました。
その想いに応えるように、ご希望を叶える形で進めていくご家族様のお姿がありました。

周りへの気遣いを大切にする方でいらっしゃった故人様。
どんな些細なことにも感謝を忘れず、いつも『ありがと』と声を掛けてくれていたそうです。

「最期は思うように声が出なくなるも、絞り出すような声で『ありがと』と伝えてくれました」
息子様はご挨拶の中でこうおっしゃいました。
「これからは父を思い出すたびに『ありがと』この言葉をずっとずっと伝えていきたいと思います...」

感謝を感じ、絆を深めた時間。
それは、これからの生き方や在り方を考えさせられた時間でもありました。

『ありがと』
この言葉は故人様からご家族のみなさまへと繋がり、これからもずっと続いていくことでしょう。