家族葬エピソード983：「いつもの散歩道...」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード983：「いつもの散歩道...」

「いつもの散歩道...ほんの3ヶ月前までは愛犬と主人と歩いていた道。
それが、一人で散歩するようになり、寂しくて。そして今は辛くて仕方ないのです。」
涙ながらに皆様にお話されていた、故人様の奥様。
「オカンが挨拶出来なかったら自分がする！」
と仰っていた息子様でしたが、俯きながら聞かれておりました。

急なお別れとなり...
ご親族様をはじめ、会社関係の方々もお参りにおみえになられ、お言葉をかけていらっしゃいました。
ご親族の男性の方が、ご長男様に、
「お前がしっかりしてやらんと、これから！」
と声をかけると...ずっと気を張って我慢していらしたご長男様の目から涙が溢れてきました。
ぐっと堪えていたご様子でしたが、叔父様のお言葉には、我慢できなくなった様に見受けられました。

今回、儀式は骨葬にて執り行われました。
お帰りになられる際、ご長男様は、お父様のお骨をしっかりと抱き、お車に乗られて...
会館を後にされました。

長年連れ添った大切な方との散歩道。
これからも大切な思い出と共に歩んでいただきたいと願います。