家族葬エピソード973：「こんないいお別れができるとは...」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード973：「こんないいお別れができるとは...」

お兄様とお姉様、お二人共に入院されており、
「他に家族も居ないので私が見送りをします」
とご相談にみえていた妹様。

お寺とお墓は田舎にあるが高齢の為なかなか足を運ぶことも出来ず、
お寺様とはもう何十年もお会いしてないとおっしゃっておりました。
ご葬儀のことよりはお骨をどうするか？お寺はどうするか？とそちらの方を大変心配されていました。
友達から紹介してもらったお寺にしようか...お骨は預かってもらいたい...と、
娘様とお二人で悩まれていました。

数日後お兄様がお亡くなりになり、
「こんなに早くまたあなたに会うことになるとは...」
と喪主となる妹様は私を見て肩を落とされながらおっしゃっておりました。
数日しかたっていませんでしたが、お寺様はどこに頼む等々色々決められていましたので、
バタバタすることもなく葬儀へとすすみました。

お寺様の読経が終わると弟様が御住職に、
「こんなに心に染みる話を聞かせてもらって、お経も大変ありがたかったです」
と何度も何度も頭をさげられていました。

ご出棺のときも、こんないいお別れができるとは...と大変喜ばれ、喪主様からは、
「やっぱり前もって話に来ててよかったわ、姉のときも頼みます」
と寂しそうではありましたが、微笑みながらおっしゃっていただきました。