家族葬エピソード94:「この黒いのが一番伯母のイメージにあうかな?」
今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は学校の先生をされておられた93歳の女性でした。
喪主様は故人様の妹様の子供、姪御様でした。
県外からお一人で帰って来られ故人様に付き添っておられました。
まだ誰もいらっしゃらない式場のお棺の所に行かれ、顔を寄せてひそひそ話をしているかのように、時々ハンカチで目元を押さえながら長い間お話されておられました。
まるでお一人でいらっしゃる故人様を心配しているかのような感じに見えました。
故人様のイメージにあうお骨壺を選んであげたいとお申し出があり予め選んで頂いた3つのお骨壺を見て頂きました。
故人様のお写真を見つめまるで会話をされているかのように、1つ1つ丁寧に確認されながら
「どれにしようか迷ってしまいます」
と、悩んでおられました。
「写真の洋服はとても華やかなんですけど、伯母の着ていた物は黒い着物、黒いスーツが意外と多くてびっくりしたんですよ。
この黒いのが一番伯母のイメージにあうかな?
やっぱりこれにします」
と、決まった事でホッとされたようでした。
「これ」
と、決められた後にお棺の所に行かれ先程と同じように顔を寄せて
「伯母ちゃん、黒好きだったみたいだから黒にしたよ」
と、報告されており故人様の事を大切に思われていたんだなと感じました。
お式での喪主様のご挨拶で、故人様は学校の先生をしていたこと、綺麗で、頭がよく、お洒落で格好よくとても自慢の伯母様だったとお話されました。
喪主様のお母様が亡くなられた後母親がわりのように面倒みてくださり、良く喧嘩もしたが大好きだった。
お互い支えあってきたと涙を流しておられました。
お写真のイメージの鮮やかなお花を溢れるくらいたくさんお棺に入れて差し上げ、
喪主様が最後に言われたお別れの言葉が、
「伯母ちゃん、ありがとう」
でした。
ご出棺の際、泣いて赤くなった目で
「お世話になりました。ありがとうございました」
と、言って頂きご満足いただけたお見送りができ、私共も晴れやかな気持ちになるお式でございました。
喪主様も伯母様とのたくさんの想い出のを思い出され、逢えなかった時間を1つ1つ埋めるようにたくさんお話が出来たのではないでしょうか。
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