家族葬エピソード938：「じいちゃん100歳まで生きるんよ」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード938：「じいちゃん100歳まで生きるんよ」

季節の巡りを肌で感じながら、長年お米作りやしいたけの栽培など農業に勤しみ、
ご家族を大切に守ってくださったお父様。
一家の柱としての責任感の表れだったのでしょうか...
何事にもこだわりを抱き、頑固で厳しい一面もあったとか。
歳を重ねるにつれて、目尻を下げて甘い顔を見せる優しいおじいちゃんとなり、
惜しみない愛情を注いでくださいました。
厳しく叱られたことも今となっては笑みのこぼれる懐かしい思い出のひとつ。

晩年はお会いできる時間は少なかったようですが、子ども様やお孫様が会いに行くと目を輝かせて喜び、
「じいちゃん100歳まで生きるんよ」と声をかければその励ましの言葉に満面の笑みを浮かべ、
一日一日を大切に過ごしていらっしゃったそうです。

100歳を迎えることは叶いませんでしたが、ささやかな時間さえ愛おしさが込み上げるように、
傍に寄り添っていらっしゃったお父様の大切なご家族。
子ども様それぞれが親子で紡いだ日々を大切になさっていました。

家族の礎を築き、守り育て、幸せな今に導いてくれたことに感謝し、悲しみの中にも、
あたたかく見送るご家族様のお姿がありました。