家族葬エピソード908：「いい表情やったけん」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード908：「いい表情やったけん」

「この写真いいね」
「そうやろ！いい表情やったけん」
遺影写真を見つめながら喪主様とご親族様がにこやかにお話しされておりました。
故人様は80代の女性の方でした。
赤がお好きだったとの事でお写真に写る故人様は赤いニット帽をかぶっていました。
とても80代には見えない若々しいお方でした。

喪主様のご挨拶の時、それまでの故人様のおはことをお話してくださり、
その中で、遺影写真に触れた部分がありました。
お写真を撮った2ヶ月後に倒れ入院されたそうです。
一度は退院したけれど再度入院した時には意識もなく寝たきりの状態になってしまったそうです。
お写真を撮影された時から短い期間でしたが、2度目の入院の時から心の準備はできていたと、
穏やかな表情で仰っていましたが...その目にはうっすらと涙が浮かんでいました。

お別れの時は、ご親族様とワイワイと和やかに、そして時々冗談まじりに故人様にお花を手向けていました。

出棺の時...
「とてもいい葬儀になりました。みんなも喜んでくれてます」
とのお言葉をいただき、とても嬉しく思いました。