家族葬エピソード852：「「「「ばあちゃんありがとう！」」」」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード852：「「「「ばあちゃんありがとう！」」」」

穏やかで優しく、まるで春の陽気のようにいつもあたたかい笑顔で包んでくださった
お母様であり、おばあさまでいらっしゃった故人様。

桜の花が満開を迎え、音もなく散りゆく桜の花びらと共に尊いご生涯を閉じられました。
その日は奇しくも故人様がお誕生日を迎えられた日でした。
『私のことを忘れないでほしい』というメッセージだったのでしょうか...
子供様方、お孫様方、ご弟妹と、みなさまにとって印象深く心に刻まれた日となりました。
また、自然豊かな地で生まれ育った故人様でいらっしゃったので、一年で一番美しい桜の季節を、
旅立ちに選ばれたのかもしれません。

最後にお花見をしていただけるよう、枝付きの桜があしらわれた花祭壇が出来上がりました。
「わぁ桜！」と声が上がると、
「きれーい！お花見ができるね！」
「花見も最後で！ばあちゃん喜んじょんわ～」
とみなさまから笑顔が溢れ、
お別れの際には色鮮やかなお花とともにお花見には欠かせないおやつもたくさん添えて、
桜がお顔周りに手向けられました。

穏やかな微笑みを浮かべて眠る故人様。

ご生前の嬉しそうな顔を、楽しそうな声を、喜んでいたお姿を、みなさまが大切になさっていて
「「「ばあちゃんありがとう！」」」
とてもあたたかく優しい時間が流れていました。