家族葬エピソード831:「誰にも知らせずに私たち家族で...」
「こんな時期だから誰にも知らせずに私たち家族で送ってあげるのが良いのかなと...」
長い闘病生活をされておられた故人様は80代の男性の方でございました。
喪主様は県外にお住いのご長男様が駆け付けて来られ、つとめられました。
お見送りはご家族様だけでとのご希望でございました。
お元気な時はご自宅のお庭で花を育てられたり、
「80の手習いだ。」
と、英語の勉強をしておられたそうです。
特にお花が大好きで、ホームセンターのチラシに書かれたお花の苗やイラストが大好きで、
入って来るのを楽しみにされ、熱心に見ておられたそうです。
子供みたいにたくさんチラシを集めて眺めては、
『次はどの花にしようかな。どの花もいいな。』
と、とても嬉しそうに見ていたそうです。
入院されてからは奥様が変わりにお花のお世話をされてきたそうです。
「お父さんが大事にしてきたから枯らさんように毎日世話をしてるんよ。」
嬉しそうにおっしゃっておられました。
入院生活が長く食事が取れなかった故人様...
『食べたい』と言われていたお刺身をお供えにご準備させて頂きました。
お別れの時、祭壇のお花を皆様に納めて頂きお供えのお刺身も入れて頂きました。
勉強されていた英語のテキスト、集めていらしたホームセンターのチラシ、お出掛けの時にいつも被っていらした帽子、
そして、故人様が丹精込めて育てておられたお庭のお花を奥様が摘んで来られ、
皆様で少しずつお顔のまわりに入れて頂きました。
シクラメン、アネモネ...いつもの祭壇の花と違う故人様の花...
「お父さんのお花全部摘んで来たよ~嬉しいやろ?枯らさんように世話して行くから心配せんで。」
ポロポロと流れる奥様の涙が故人様のお顔にポツポツと落ち...
ゆっくりとお顔を撫でられてお柩のお蓋を閉めさせて頂きました。
ご家族様での心のこもったお見送りができ、奥様の流された涙に感動し、胸の熱くなるお式でございました
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