家族葬エピソード830：「早すぎるお別れ...」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード830：「早すぎるお別れ...」

まだまだお若い故人様は、30代の男性の方でした。
病気の為、懸命の治療もされていたようですが、残念ながら帰らぬ人となりました。
ご両親も健在で、特にお母様は、亡くなった現実を受け入れられずにいる...
その様にお伺いしておりました。

ご準備等の為、式場に入らせていただくと、目には涙を浮かべながら、
そしてマスクは涙で濡れているお母様のお姿がありました。

「時間があるので、折ってみました。」
お母様は、その様に仰っており、籠から溢れそうな程、折り鶴を折ってくださっておりました。
「鶴しか折れない！」
と言うお母様と一緒に蝶々を折りました。
「これはとても素敵で良いです！」と喜ばれ、その後、籠を追加で置かせて頂き、
3箱も沢山の折り鶴と蝶々を折って頂いておりました。

お別れの際は、お花を手向けた際、最後にその折り鶴と蝶々を皆様とご一緒にお柩へと手向けていただきました。

早すぎるお別れに、皆様深い悲しみの中、ご出棺となりました。