家族葬エピソード799：「二つとして、同じお式などはない」
「やっぱり涙が出てくるな...」
お別れの際、喪主様が呟き、涙が溢れておりました。
故人様にとって、従兄弟の方が喪主を務められました。
ご親族様のみでの、ひっそりとした、そして温かいお見送りとなりました。
故人様がお好きだった、お酒や食べ物をお供えさせていただいており、一緒にお柩におさめていただきました。
「好きなものだらけで、いいなー！」
お言葉も掛けておられました。
ご出棺の際、当初の予定とは変わり、火葬場へ向かう際に、御自宅前を通ってから向かうことになりました。
「良かった、本当に良かった。」
大変喜ばれる喪主様でした。
ひとつひとつの、お言葉が、とても心に響きました。
そして、二つとして、同じお式などはない。
いつの日も、その様な気持ちで、お式に臨ませていただいております。
皆様のお言葉ひとつにも、いつも耳を傾けて寄り添うお気持ちを大切にしています。
御自宅前を通過する時に鳴らしたクラクション。
とても喜ばれたと、後から伺いました。
これからも、今の気持ちを忘れずに大切にして行きたいと思います。
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