家族葬エピソード761：「母が亡くなったら自分一人になります」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード761：「母が亡くなったら自分一人になります」

お父様を３年前に亡くされ、今回お母様の見送りとなりました喪主様。
お母様が入院され、もしもの時に...とご相談にみえたのは３ヶ月前でした。

一軒家の広い自宅に、以前は家族４人で住んで、手狭ではないかと感じていたリビング。
「一人居なくなり...二人居なくなり...今回母が亡くなったら自分一人になります」
と淋しげにお話をされていた喪主様。

兄弟は関東の方に住んでいて帰って来られるか分からず、
お一人だけでの見送りを決意されていたようでした。
一人きりの家に仕事が終わり帰ってきて、頑張らなければ、と思わせてくれるのは、
一緒に暮らしている３匹の猫ちゃん達だとお話をしてくださいました。
ご飯をあげたり、トイレを替えたりとお世話をしていると、自分が居なくなったらこの子たちは...と考え、
まだまだ頑張ろうというお気持ちになれるとおっしゃっていました。

お見送りには、ご兄弟の方も帰ってみえてお一人だけでの見送りではなくなり、安心いたしました。

これまでの想いが込み上げてきたようで、皆様涙涙での静かなお別れとなりました。
何枚も写真をとられ、
「お母さん、忘れないからね...ありがとう　ありがとう」
と小さな声でお母様に話しかけられていた喪主様のお声が部屋全体に響いておりました。