家族葬エピソード688:「追いかけた父親の背中」
今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は80代の男性の方でございました。
喪主様は同年代の奥様がつとめられました。
故人様は長年、先生をされておられたそうでご家庭でもとても真面目で曲がった事が嫌いな亭主関白。
一人っ子だったご長女様にも厳しく、学生時代はよく言い合いの喧嘩をされていたそうでございます。
お好きだった書や俳句、絵画も趣味の域を超えて、テレビや新聞で紹介される程の腕前で、
沢山の作品を残されておられました。
その作品を参列の方に見てもらいたいと多くの作品を式場に運んで来てくださり、
式場、控室を簡易の展覧会のように作品を飾らせて頂き、テレビ取材を受けた時の映像も、
式場に流して皆様に見て頂きました。
参列された皆様が作品や映像を見ながら...思い出話をされ、
奥様、ご長女様もとても嬉しそうに一緒にお話されておりました。
式場には皆様から贈られた多くのお花も並べられ、
「こんなに多いお花、お父さんの個展の時より多いわ〜お父さんも喜んでるわ。」
奥様と、ご長女様は1つ1つお花の写真を携帯におさめておられました。
お式は粛々と行われ最後にご長女様が参列の方にご挨拶をされました。
思春期の頃はお父様とソリがあわずちょっとの事で言い合いになったこと...
お父様の背中を見て追いかけ、同じ職業についたこと...
いつの間にかお父様のようになりたいと思うようになったこと...
今の職業に導いてくれたお父様への感謝の言葉で締めくくられました。
皆様で祭壇のお花をお柩に納めて頂き、大好物の握り寿司もご長女様に入れて頂きました。
「お父さん、ありがとう。お母さんの事は心配せんでいいよ。
2人で頑張って行くけん。」
ご長女様が最後のお声掛けをされお柩のお蓋をかけさせて頂きました。
お父様を尊敬し、感謝のお気持ちを持てるご長女様をとても素敵な方だな...と、
温かい気持ちでお見送り致しました。
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