家族葬エピソード644:「前から覚悟はしていました」
今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は40代の女性の方でございました。
喪主様はまだ20代のご長男様がつとめられました。
私の子供と同じ年代のご長男様、子供を残して逝かれる故人様に特別な思いと、
心配をせずにはいられませんでした。
ご病気で入院生活を長くされておられた故人様。
ご長男様は『前から覚悟はしていましたから』とサラッと言われておられましたが、
もっと一緒に過ごしたかったと言う思いは痛いほど伝わってまいりました。
祭壇のお写真はご長男様がまだ幼いときに二人で撮られたプリクラでお作り致しました。
祭壇のお花もとても明るく可愛らしい感じに...
ご親戚様にもお手伝い頂き、スタッフと一緒にご納棺をさせて頂きました。
皆様に手足を拭いて頂き、ご長男様が足袋を履かせ旅支度をし、お棺に納めさせて頂きました。
故人様のお父様は、
「ずっと覚悟はしていたけど、これからの事が...孫の事が心配なんよ。」
と、納棺の間ずっと涙を拭かれ故人様の事と、お孫様を見つめておられました。
その日は皆様でゆっくりと最後の夜を過ごして頂きました。
翌日のご葬儀は5名様でのお見送りとなりました。
お寺様にお経を頂き皆様にゆっくりとお焼香して頂きました。
お別れの時、祭壇のお花を全て皆様に納めて頂きお好きだったビール、カフェオレ、チョコレートもお声掛けされながら入れて頂きました。
『これから寒くなるし、病院でずっと使っていたから』
と、愛用されていた毛布も皆様で足元に掛けて頂きました。
「もう、痛い思いせんでいい。お疲れさまやった。」
お父様がそう声を掛けられ、皆様お顔に触れられ、お蓋を閉めさせて頂きました。
「ありがとうございました。」
と、霊柩車に一緒に乗られた喪主様...
同年代の子供を持つ親として在り来たりではありますが...
『負けるな!頑張れ!』
と、心の中でエールを送り手を合わせお見送りさせて頂きました。
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