家族葬エピソード607：「母が思い描いていた葬儀」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード607：「母が思い描いていた葬儀」

ご姉弟で事前にお母様のご相談にみえられたときに、
「母は、今もう意識がない状態なんですが、父の時県外に住んでいて、葬儀が終わってからも
作業がとても大変だったようで、元気な時からずっとここのチラシを大事そうに持っていました。」
と、最初に話をしてくださいました。

まだお若いお二人は、何を考えたら良いのか準備したら良いのか分からず、
ただお母さんが持っていたチラシを頼りに来ていただいた感じでした。
ですのでこれから確認しないといけない事、お寺様の事等々お話させていただきました。

その2日後にお母様は亡くなられ、色々確認する事が多かったのでちゃんとできたのかと心配していましたが、
「あれから聞いたことは全て確認がとれました」
と、お聞きしホッとしました。
しかし、思いもよらぬ早い別れに、呆然とされている...と、感じました。

ご兄弟のご家族だけでのお見送りを希望されてましたので、皆様で十数名。
お孫様たちは沢山折り紙をおり、おばあちゃんの事が大好きだった様子で、お手紙も書かれていました。
お別れには、沢山の花と折り紙を手向けられ子供様お孫様達がお柩を囲まれ、
「よく、がんばったよ　お母さんありがとう」
と、口々に伝えられていました。

ご出棺前に長女様から、
「母が思い描いていた葬儀をあげられたと思います。事前に相談に来ていて良かったです。」
と、お言葉をかけていただきました。

覚悟はされていたとはいえ、突然のお別れとなりお気持ちはまだまだ整理出来ないとおもいます。
1日でも早く、平穏な日々が送れますよう願うばかりです。