家族葬エピソード569：「私たちが生きる今日は、故人様が生きたかった明日」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード569：「私たちが生きる今日は、故人様が生きたかった明日」

成人を迎えて数年の故人様。あまりにも早過ぎる旅立ちでした。

式場入り口には、成人式の晴れ姿や日常の一コマが写し出された何十枚ものお写真が飾られ、
そこには、いろんな表情を見せる明るく、笑顔に溢れたお姿が。
きっとたくさんの夢や希望を抱き、ご自身の道を歩まれていらっしゃったことと思います。

もう二度と語ることのないお姿に、みなさま言葉を失い深い悲しみに包まれていました。
大切な人を失った悲しみは、心が張り裂けそうなほどの苦しみを伴い、行き場のない思いや,
言葉にできない思いを皆様抱えられる中、おひとりおひとりがお手紙をしたためられ、
大切そうに手に握られていました。
ある方より、涙で言えないけれどお別れのお言葉として読んでほしいとお申し出があり、
お式の中で代読させていただきました。

言葉を綴られながら現実を必死に受け入れようとされるお姿が浮かんでくるような...
何度も書いては消して...書いては消してを繰り返した文章には、故人様を想う深い心が痛い程に伝わってきました。
涙を堪えながら、たくさんの想いと共に最後に伝えたいお言葉を声に乗せました。
「あなたの笑顔や声をいつまでも忘れません。ありがとう...」

私たちが生きる今日は、故人様が生きたかった明日。
与えられた命、今を一生懸命に生きることを、故人様に教えていただいたように思います。

皆様が一日も早く笑顔を取り戻せることを願っています。