家族葬エピソード50：「だけどやはり父は海の男でした」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード50：「だけどやはり父は海の男でした」

本日お見送りさせて頂いたのは90代の男性の方でした。
備庵牧をご利用頂きました。

事前にご相談に来て頂いていた二女様が喪主をお務めになり、お子様とお孫様を中心に家族葬を執り行われました。

故人様はお若い頃、船の通信士をされていたそうで、
「海に出たら長く帰ってこなくてさみしかった」
と二女様がおっしゃると、
長女様も
「小さいときは父が出掛けて行く海が嫌いでした」
とお話をされておりました。
ですが、
「だけどやはり父は海の男でした」
と、ご遺影写真の背景には海を選ばれておりました。

故人様が20年前に他界された奥様の分も４人のお孫様たちを大切に見守ってこられたとのこと。

お式の中では皆様それぞれ、

「たくさん勉強を教えてくれてありがとう。私が夢に向かって悩んだ時もおじいちゃんが背中を押してくれたね。ありがとう」

「小さい頃体が弱くよく学校の保健室で休んでいた私を、いつも迎えに来てくれたね。
県外に就職する私のためにたくさん準備をしてくれてありがとう」

「俺が医者になりたいと話したときに海外に行って学んでこい！と背中を押してくれてありがとう」

「おばあちゃんに会ったら皆立派に育ったよって自慢していいよ」

と、涙でつかえながら故人様へお言葉を贈られました。

感謝があふれるお式でございました。