家族葬エピソード448:「お酒と食と家族を大事にした人だった...」
2年程前にお母様のご葬儀をお手伝いさせていただいたご縁で、この度はお父様のご葬儀を同じ式場でと御依頼をいただきました。
奥様を亡くされてから寂しさからか体調を崩されていらっしゃったそうで、私共も悲しい再会となりました。
頑固な一面もありながら心に秘めた責任感と真面目なお人柄で、一家の柱としてお仕事を懸命にされながらご家族の幸せを守ってこられたお父様。
夢を描き、志を貫き、地域のくらしと安全を守る駐在さんとしてご活躍された現役時代。
社会の要としての多くのご功績が認められ、瑞宝章という栄誉ある勲章を授かったほどだったとか。
ご自宅に大切に飾られていた勲章や表彰状、お写真をお持ちくださり、お人柄などをご紹介するメッセージとともに在りし日をお偲びする思い出コーナーを用意させていただきました。
思い出コーナーが出来上がっていく様子を何度もご覧になられ、記憶の片隅にあったお姿や思い出を手繰り寄せるように語り合い笑い合うご家族様のお姿に、良かった...と安堵を覚え、お褒めのお言葉をいただきとても嬉しく思いました。
「好きだった曲とか流せるのかな?」
と尋ねられお話しを伺うと、歌声を聴きながら大好きな焼酎を呑むのが楽しみの一つだったと伺い、お父様らしく見送りたいという想いが伝わってまいりました。
お好きだった焼酎にお好きだったお酒のあてをお供えさせていただき、お好きだった歌手の歌声が流れる式場内は、ご家族様の想いを表したお父様らしいお父様のための唯一無二の空間となりました。
つとめて明るく気丈に振る舞われていた息子様。
ご挨拶の際には、お父様の面影を感じ
「お酒と食と家族を大事にした人だった...」
と、声を詰まらせ目に涙を浮かべていらっしゃるお姿に胸が痛みました。
お母様の旅立ちを見届けさせていただいた時と同じ霊柩車に、皆様の手をお借りしてお乗せいただき、いつもお散歩されていた道やご自宅を経由して火葬場へと向かわれました。
当たり前だった日々がどれだけ幸せなことか...
お父様の旅立ちを見守りながら、大切なことを教えていただいたように思います。
お母様、そしてお父様を見送られた3人の息子様のお姿に、揺るぎない親子の絆を感じたお別れとなりました。
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