家族葬エピソード442:「そんな父がいたこと僕は誇りに思っています」
お柩の中で眠る故人様は、
とても穏やかな表情をされたお父様でした。
入院先の先生や看護士さんからは、いつもニコニコ笑顔でみんなを癒してくれるおじいちゃんと親しまれ、お孫様やひ孫様をとても可愛がっていらっしゃったそうです。
喪主を務められた奥様に代わり、ご参列の皆様へご挨拶された息子様。
「周りから見た父は穏やかで優しい男。私とは取っ組み合いのケンカをよくしてたんですよ...」
とお話しはじめました。
お互い素直になれず、心を通わせることが出来なかった父子の姿。
腹が立ったあの時も、素直になれなかったあの時も、心の底には信頼があったからなのかもしれません。
「最後まで父に勝てませんでした...。
やっぱり私の父親だったんだな...。
周りからの声を聞くたびに、やっぱり敵わないなぁと思いました。
でもそんな父がいたこと僕は誇りに思っています」
しっかりと前を向き、心からの想いを述べられたお姿は、父子の絆が固く結ばれた瞬間だったように思います。
喪主であるお母様を気遣い、支え、周りにも細やかに気を配り、長男として立派にご対応されていらっしゃった息子様のお姿や想いに触れ、お父様もきっと喜びと誇らしさを感じたのではないかと、ご遺影写真の穏やかな笑顔から伝わってくるようでした。
お別れの時。
色とりどりの祭壇のお花やご供花、想いの込められた折り鶴を、おひとりおひとり労いと感謝のお言葉を掛けられながらお柩いっぱいに手向けられました。
まだ幼いひ孫様の手にお花をお渡しされた息子様。
そのお花を無邪気にお柩の中へ入れられたひ孫様の姿を見て
「喜んじょんわ、ひいおじいちゃん...」
と目を赤くしそっと涙を拭われるお姿に、目頭が熱くなりました。息子様の行動の端々にお父様への想いが窺え、精一杯の親孝行を感じました。
お父様の旅立ちに餞のような彩りを添えた息子様のお姿が心に残るお別れとなりました。
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