家族葬エピソード418:「塩キャラメルとクッキー」
「あ~本当にいい感じの写真になってる」
祭壇のお写真の出来上がりを見られ嬉しそうな笑顔での第一声でございました。
少しはにかんだ笑顔で爽やかなダンガリーシャツを着た故人様のお写真。
新緑の季節にピッタリの若草色の背景がとても暖かに感じるお写真でした。
「最後の記念写真なので、ずっと記憶に残っている父らしい写真でと私が選んだんです。
頑固で難しい顔してるでしょ?父の事を思い出すとよくダンガリーシャツを着て過ごしていたなぁって...庭でのガーデニングを楽しみにしていたから優しい色の緑の背景にしたんですよ」
とてもご満足そうで私共まで嬉しくなるような笑顔でお話ししてくださいました。
今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は90代の男性の方でございました。
喪主様は一緒に住んで、ずっと寄り添ってこられたご長女様がつとめられました。
「これを父に食べて貰いたいんですけど置いてもいいですか?」
お盆から落ちそうな位にたくさんの塩キャラメルとクッキーを持ってこられておりました。
長い間入退院を繰り返して闘病生活をされた故人様の心の支え『入院のお供』だと教えて頂きました。
「お父さんと言えばこれなんです。
目がなくて無くなると『買ってきてくれ。』って言ってました」
お柩の前にお供えさせて頂きお二人でお顔を見られながら場所が違うだけでまるで親子三人で自宅で過ごされている時のように
「お父さん、たくさん持ってきたよ~」
と、ずっとお話しされておられました。
何名かのお参りのご親族様が来られましたが皆様お参りされた後帰られました。
こんな時期だからとお見送りはご長女様と二女様のお二人だけでと決めておられたとのこと。
お二人で全てのお花をお柩に入れて頂き、サプライズでご準備させて頂いたお刺身と焼酎もお顔の近くへ入れて頂きました。
「お父さん...もう病院に行かなくてもいいよ...
好きだった焼酎も我慢しなくていいよ...
何も我慢しなくていい...もう好きなことが出来るよ」
ご長女様の掛けられたお言葉でご閉棺となりました。
お車にお乗せする際は私共もお手伝いさせて頂き一緒にお乗せ致しました。
「色々とありがとうございました」
最後にホッとされたような笑顔でお車に乗られご出棺となりました。
新緑の若葉がキラキラと光る暖かい日差しのお見送りとなりました。
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