家族葬エピソード414:「俺も手伝っていい?」
突然の病に倒れられた故人様。
まだ若いこともあり進行も早く病気が見つかってから約2ヶ月でのお別れだったとお伺い致しました。
喪主を務められましたのは奥様でした。
落ち着いておられ喪主としてしっかりと対応されておりました。
おふたりのお子様はとても活発な様子でしたが大人たちに心配させないように空元気のようでした。
お子様たちの学校の先生もお参りに来られお声をかけられた長男様は
「まだ良く分かんないけど大丈夫です。お母さんと弟がいるので」
と中学生になってまだ学校に着て行ったことがいとお話になられていたブカブカの学ランの袖を握りながら言葉を返しておられる姿に長男としての責任感を感じました。
おふたりとも看護師として働かれいたので病状については良く理解をされていたそうで
「2人でいつも相談しながら励ましあっていました」
とおふたりを支えてこられた喪主様のお母様が教えてくださいました。
お友達や同僚の方など多くの方がお参りに来られ皆様早すぎる別れに涙が止めらないご様子でした。
ご親族の方もお集まりになられ喪主様はご挨拶などの対応をされていましたが時折お柩に寄り添い故人様のお顔をじっと見つめられているお姿を拝見致しました。
お式も終わり喪主様より挨拶がありました。
その中で
「病気が分かった時家族で抱きしめあいながら泣きました。
色んな治療法をしていく中で副作用だけが顕著に出て病状は悪くなる一方でした。
でも夫が子供のためにも何としても病気に勝ちたいという思いがあり辛い治療を耐えておりましたがお別れとなってしまいました。
これからは子供たちと支え合いながら夫に恥じない生き方をしていこうと思います」
と涙で声が震えながらお気持ちを述べられておりました。
ご出棺の際お柩を霊柩車にお乗せする時に長男様が
「俺も手伝っていい?」
と私にお声をかけられたので一緒にお柩を抱えました。
ドアが閉まる瞬間何かを決意されるような真摯なご表情を私は忘れないと思います。
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