家族葬エピソード400：｢可愛らしいひ孫様達の贈り物｣：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード400：｢可愛らしいひ孫様達の贈り物｣

故人様は90代の女性でした。
闘病期間が長く皆様こころの準備ができていたようでした。
故人様のご姉妹も長女様も皆様でお柩を囲み穏やかにお話しされていました。
「あーキレイやね！」「眠ってるだけみたい」と。
女性ばかり皆様お話好きです。

しばらくしてお孫さん夫婦と５人のお子様が到着しました。
ひ孫にあたる５人のお子様は全員男の子で、またまた賑やかになりました。

小さな子供達はみんな元気で色んなものに興味津々。
そして飽きる。
そして走り回る。
泣いたり笑ったりを繰り返しながらお式の時間をむかえました。

お経が始まると一瞬静かになりました。そして...
式場後方から子供達の叫び声！
お寺様も慣れていらっしゃるようで怯むことなく読経を続けられていました。
故人様、こんなに可愛らしいひ孫様達を笑いながら見てらっしゃるんじゃないかと、すこし想像してしまいました。

賑やかなままお式が終わり、次はお食事です。
テーブルセッティングも終わらないうちに子供達の晩御飯は始まり通夜の夜は更けていきました。

葬儀の日の朝、前日にお渡ししていた折紙とお手紙を子供達のお母さんが持ってきてくださいました。
「みんなこの時だけは静かになって一生懸命作ったんです」とカゴいっぱいになった折り紙とお手紙を嬉しそうに見せてくださいました。
お預かりしお柩の側にお供えすると他の皆様もお柩の側に集まり「あらーお手紙書いてくれたん？」「これはワンちゃんやわ」と和やかな雰囲気になりました。

お別れの時、お花をお柩におさめ、その後子供達は銘々自分の作った折り紙や書いたお手紙をおさめていきました。

最後まで明るく、長女様も努めて明るくお見送りされていたのがとても印象的でした。