家族葬エピソード393:「娘のことが一番大好き」
ご家族想いで、人と人との絆を大切にしてこられた故人様。届けられた多くのご弔電は、慕われたお人柄が窺える内容のものばかりでした。
たくさんの家族写真が飾られた思い出コーナーの前でご家族様はお話しをされながら、用意させていただいた故人様へ想いを伝える折り紙や便箋を手に取り折り鶴にして飾られ、その折り鶴には「お父さんありがとう」「安らかに」等のお言葉が綴られていました。
お悲しみの中で振り返られる故人様との思い出。
思いを馳せるように遠くを見つめお話ししてくださる奥様の目や表情は、たくさんの幸せで溢れていました。
「今は主人の良い所ばかりが頭の中を駆け巡っています...。あたたかみのある人...本当いい人でした」
しみじみと笑みをこぼし、時に涙し、幸せだった日々を噛みしめていらっしゃいました。
そして、お隣にいらっしゃった娘様の肩に手を添え
「娘のことが一番大好き。娘と孫達の存在が、主人の生き甲斐だったのよ」
そう教えてくださると、娘様の目から大粒の涙が零れ、言葉が出ないほどのご様子に多くの想いが伝わってくるようで胸が締め付けられました。
ここ数年、入院生活を送られていた故人様。
なかなか面会が叶わず、毎日欠かさず電話でやり取りし励まされていたと伺い、闘病を支えてこられた時間はとてもつらく苦しい日々だったことが窺えました。
それでも、故人様にとっては明日への希望。
一日一日を大切に悔いなく過ごした日々は、家族の絆をより深くした、かけがえのない時間だったことと思います。
最期まで共に歩み、共に寄り添い、共に紡いだ時間は、ご家族様にとって一番の心の支えであるように感じました。
故人様に思いを馳せ、お偲びいただくナレーションの時間。
故人様そしてご家族様の想いを代弁するように、想いに寄り添うように...そして心がぬくもりに包まれるように願い、想いを込めてお伝え致しました。
ご家族様のすすり泣く声と、聞こえてくる言葉一つ一つを噛みしめるように頷いてくださっている奥様の後ろ姿を拝見し、私の目にも込み上げてくるものがありました。
お別れの時。
故人様を囲み多くの想いを胸に、祭壇の色とりどりのお花やたくさんのご供花、想いが込められたかごいっぱいの折り鶴を手向けられ、奥様も娘様もお孫様方も嗚咽を漏らし、ご親族様も皆涙を溢されながら労いと「ありがとう」のお言葉で溢れ、あたたかな想いに包まれた名残りの尽きないお別れとなりました。
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