家族葬エピソード319:「厳しい中にも、その中にある優しさ。そのどれもが大切な思い出です」
私が式場に入ると、熱心に思い出コーナーの写真を撮られているご親族様がいらっしゃいました。
そこには、ジュニアバレーボールの大会ポスターやシューズ、ウェア等が飾られていました。
「凄いですね。ポスターの写真になる程なんて」
と私がお声をかけると
「お父さん、バレーばっかりだったんですよ」
と、目を細められてお答えがかえってきました。
20年間、小学生バレーボールチームのコーチ、監督を務められた故人様。
故人様のチームは、全国大会へ行く程の実力だったそうです。
ご家族様のご希望で、お仕事関係の方、ご近所の方々、バレーチームの方々にもお別れを、と通夜式、葬儀式共に2部制で行われました。
通夜式では、ご親族様のみでお式を行いその後、弔問方式にて、ご一般の方々にはお参りをしていただきました。
お参りには、たくさんの方々が来られ、故人様とのお別れをおしまれておりました。
バレーボールチームの教え子の皆様の多くが、付き添われた親御様と共に涙を流しながら故人様へ宛ててのお手紙を書いて下さいました。
翌日の御葬儀は、一般会葬の後、ご親族様でのお式となりました。
御葬儀の後、お別れのお花入れの際には、バレーボールチームの方々が、お見送りを、と戻ってこられ、ご親族様方と一緒に最後のお別れをされました。
お棺の中には、好きだったとお伺いしてお供えさせていただいた、鰻、祭壇、ご供花からのたくさんのお花、そしてバレーボールチームのユニフォームやタオル、お参りに来られた方々が書いて下さったお手紙の数々がご一緒にお納めされました。
「ありがとうございました」
多くの方々が最後のお声掛けをされたお言葉でした。
嗚咽を漏らされる皆様のご様子を拝見し、お式の中のご挨拶にもあった
「厳しい中にも、その中にある優しさ。そのどれもが大切な思い出です」
というお言葉が思い起こされ、皆様のお別れの辛さ、想いを感じられて胸が締め付けられる思いとなりました。
寒空の下、たくさんの方々のお見送りを背にお別れを惜しむかの様な小雨が降る中でのご出棺となりました。
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