家族葬エピソード303:「べっぴんさんに写っちょんわ」
「急やったけん、びっくりしたけどなぁ95までも生きちょってくれたけんもう大往生やわな」
少し寂しそうに、ご自分を納得させるようにご兄妹3人でお話ししてくださいました。
一緒に住んでおられたご長男様が喪主様をつとめられました。
「つい、何日か前までは元気に過ごしよったんやわ。デイサービスにも行ってなそれがな、本当に急にでぇ」
「でもなぁ苦しんだり、痛がったりしたんじゃないけん良かったわぁ~」
故人様は95歳の女性の方でございました。
祭壇のお写真は10年前のお誕生日に撮られたお写真を選ばれました。
「べっぴんさんに写っちょんわ」
と、お気に入りのお写真だったそうです。
お若い頃は、旦那様と一緒に畑仕事をするのが大好きでいらしたとか畑で出来た野菜を皆様に配られたりするのを楽しみにされていたそうです。
旦那様を亡くされた晩年はデイサービスで行かれていた施設でこつこつと静かに大好きだったぬりえをされるのがご趣味だったとのことでございました。
大好きな食べ物は焼き芋。
どなたに伺ってもどんな食べ物よりお好きだったとの事でお供えには焼き芋をご準備させて頂きました。
「お婆ちゃんと言ったら焼き芋だよね。おやつって言ったら焼き芋でさよく一緒に食べたなぁ。」
と、お写真を撮られたり、一緒に焼き芋を食べた時の思い出話をにぎやかにされておられご親族皆様に大変喜んで頂けました。
お別れの際、お孫様が感謝の気持ちや思い出話をお別れの言葉という形で言われました。
お柩の中に祭壇のお花をすべて皆様に入れていただき、折って頂いた折り鶴、お孫様の心のこもったお手紙、そして故人様の大好物の焼き芋をすべて入れていただきました。
「綺麗な花が一杯であんたべっぴんさんで。ありがとう」
ご長女様がお顔に触られながら言われたお言葉が最後のお声がけのお言葉となりました。
ご兄妹とお母様親子4人で乗られたお車で思い出話をされたのでしょうか。
長い人生お疲れ様でしたと手を合わせお見送りさせて頂きご家族の温かさを感じたお式でございました。
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