家族葬エピソード302:「がんばり屋」
今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は60代の女性の方でございました。
喪主様は旦那様がつとめられました。
喪主様も肺のご病気を患っておられるとのことで、体調も万全では無く奥様を亡くされたショックと悲しみで気落ちされておられる状態でございました。
奥様の体調の変化を心配された喪主様が病院に行く事を進められ診察に行かれてそこで癌の末期であることがわかったそうです。
私共が式場に行った際には喪主様、ご長女様、ご長女様のご主人と3人でゆっくりお話しをされておられました。
祭壇のお写真はご病気のわかる前のふっくら、はつらつとした優しそうなお母さんと言う印象の笑顔のお写真でございました。
お花が好きで、ご自宅のお庭の手入れをいつもせっせとされていたとの事。
ご病気がわかったてからも出来る限り町内会の集まりや、行事にも積極的に参加され皆様から頼りにされておられたそう。
ご近所の方がたくさんお参りに来て下さり喪主様を気遣っておられました。
「学生時代、結婚してからもこうやって話をしたなぁ~。
いっつも私ばっかり話をして『うん、うん。そうやな。』って聞いてくれたな。何でなん...」
青春時代を共に過ごされたご友人もお柩のところでずっと思い出話をされておられました。
お式は粛々と進み、喪主様が皆様にお礼の言葉を言われてました。
「仕事が大好きで、結婚の条件が『仕事を続けさせてくれること』でした。
長女を保育園に預けて仕事に行くと言う生活。
単身赴任をしていた自分に代わって家と、家族を守ってくれ仕事では役職に付く程のがんばり屋でした。
でも、病気には勝てなかった。
今日は親しかった方達に見送られて妻も喜んでいるのではないかと思います」
絞り出すようにゆっくりとお礼のご挨拶をされました。その愛情の深いお言葉に胸が締め付けられるようでございました。
お花がお好きだった故人様。
お柩には祭壇のお花を皆様にお声掛けをしていただきながらすべて入れて頂きました。
「もう、頑張らんでいい。後の事は心配せんでゆっくりしよな。」
喪主様の言われたお言葉が最後のお声がけのお言葉となりご出棺となりました。喪主様の奥様に対する愛情深いお話しが心に残るお式でございました。
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