家族葬エピソード268:「火葬だけにしてたら、すごく後悔していたと思います」
病院のお迎えから故人様とご一緒に会館へ到着された奥様。
目を真っ赤にし、あふれる涙をぬぐうハンカチをギュッと握りしめ、やっと歩ける状態でした。
まだ、70代とお若く、家のローンも終わりやっとこれから、お二人でお食事に、旅行にと楽しい生活を色々と考えられていたとお聞きしました。
少しして息子様ご家族が到着され、奥様はホッとされたようで少し笑顔を見せてくれました。
とても頼りがいのあるご主人だったようで、仕事先でも皆様から慕われていたという故人様。
釣りが趣味で釣ってきた魚をさばき、お刺身にしてご家族に振る舞う時の笑顔は忘れることの出来ない思い出となりました。
何でも好き嫌いなく食べ、奥様のだす料理に文句など一度も言ったことがなかった、と皆様が口をそろえておっしゃていました。
中でも、マグロのお寿司が1番好きだったねぇ?とお聞きしました。
ご遺影のお写真も皆様で決めていただき、出来上がったお写真はとても素敵な笑顔のお写真でした。
奥様が
「やっぱりスーツが、よかったかな、、スーツ着てる姿はとてもカッコよかったのよ、、」
とお写真を見つめながら考えられていました。
その時息子様が
「スーツ着たカッコいいお父さんはお母さんのもの!この服で、俺たちは十分カッコいいと思うよ!」
とおっしゃり、その言葉に奥様も笑顔になりました。
生前、自分に何かあったら火葬してくれたらいい、と故人様は奥様に言われていたようでした。
どのようなお別れにするか皆様で話し合い、やはりお経をあげてもらおうと決まりました。
急な別れに、
「仏壇やお墓もどうするか?と考えないといけないことばかりで、、」
と不安そうにする奥様に、息子様ご家族が
「心配しなくていい、自分たちがいるから」
と声をかけ励まされているお姿をみて私も安堵し、思わずうんうんと頷いていました。
最後のお別れの際には、奥様がお花を手向けながら
「お父さん、ありがとう、ありがとう」
と小さな声で涙をこらえながら何度も何度も伝えられてました。
ご出棺前に奥様、息子様から
「悩んだけど、お経をあげてもらって、付き添って、ゆっくりお別れが出来てホントによかったです。
火葬だけにしてたら、すごく後悔していたと思います。ありがとうございました。」
とおっしゃていただき、後で悔やむことなく、ちゃんとお別れが出来たと満足して頂けることを常に心がけているスタッフには、大変ありがたいお言葉でした。
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