家族葬エピソード251:「これが最後のお世話やな」

「わぁー凄くいいわぁ。お花がとっても多くて色も綺麗やわぁ~。なぁお父さん」
式場に入られて見られた祭壇をとても気に入ってくださり何枚も何枚も写真を撮られておいででした。

今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は95歳の女性の方でございました。
喪主様は一人っ子でいらっしゃる長女様がつとめられました。
祭壇のお写真はスカーフをされとてもお洒落なお写真で、一緒の施設にいらっしゃった旦那様と並んで撮られたお写真を使わせていただきました。

「子供が私1人やったから介護するのは大変やったわ~。
お父さんがおらんかったら出来んかった。
食べ物は好き嫌いがなくて何でも食べよったんよ。
『美味しい、美味しい。』って。
だから95歳まで長生き出来たんかもしれんね。昔の人は身体が丈夫よ。」

祭壇とお写真を見ながら
「95歳まで生きて大往生だから。」
と、楽しく色々なお話しをしてくださいました。

家庭菜園をされたり、お花を植えたりが毎日の日課でとても大事にされておられたとの事。
お好きだった食べ物は甘い物と言うことで、和菓子、洋菓子取り混ぜてプリン、おまんじゅうをお供えとしてご準備させて頂きました。

「まぁ、お母さんこんなに甘いものいただいて良かったじゃない。遠足みたい」
お柩のお母様にとても嬉しそうにお話しされておられました。

お別れのお花入れでは祭壇のお花も、いただいたお花も全部入れて綺麗にして送ってあげたいからとすべてお花を入れて差し上げました。
お孫様、ひ孫様が書かれたお手紙、皆様で折られた折り鶴もお声掛けしていただきながら入れていただきました。

「95歳まで生きていてくれて、そして私を生んでくれて、ここまでしてくれてありがとう。お母さん。」
喪主様の言われたお言葉が最後のお声がけのお言葉となりお蓋をかけさせていただきました。
「これが最後のお世話やな」
霊柩車では、お母様のお隣に乗っていただきご出棺となりました。

「私は、一人っ子やったから1人で介護するにも限界があったけど身の丈にあった出来ることを全部してあげられたことで後悔はないわぁ。
あなたもそれでいいのよ。」

私が、喪主様と同じ一人っ子だとお伝えした時にお話ししてくださったお言葉で心の重荷が少し軽くなり、喪主様の優しい笑顔とやりきった安堵のお顔が忘れられないお式でございました。

logo_color.png

大分別府の家族葬ファイン

ファインのお葬式

株式会社ファイン

おおいた仏事の窓口

おおいた包括ケアネット・ファイン

●判田台会館コールセンター
 0120-45-1357

家族葬の判田台会館
 大分県大分市判田台北4丁目1-3
 097-597-4813

●備庵コールセンター
 0120-01-8768

家族葬の備庵【牧・下郡】
 大分県大分市下郡1686-2
 097-547-7995

家族葬の備庵【山津】
 大分県大分市山津町2丁目5-6
 097-578-9494

家族葬の備庵【別府・船小路町】
 大分県別府市船小路町4-6
 0977-76-5618

家族葬の備庵【別府・堀田】
 大分県別府市堀田7-1
 0977-75-8768

家族葬の備庵【豊後大野・みえ】
 大分県豊後大野市三重町菅生1652-1