家族葬エピソード221:「おばあちゃん、なんか美味しそうな顔をしてる!」
「人と話すことが大好きで、話している人の心を穏やかにする人でした。
父がとても厳しかったので、母はいつも優しくしてくれてました」
と、懐かしそうにお話をされる娘様。
家庭菜園が趣味で、できた野菜で色々な料理を作ってくれてとても美味しかった事も教えていただきました。
子供様、お孫様達でお別れのお手紙を書き折り紙をされ、お母様を偲ばれているお姿はとても和やかな空気に包まれているようでした。
お父様を亡くされたのは10数年前。
「お参りの方が沢山みえられ、ありがたかったがあっという間に葬儀が終わり、バタバタしすぎてとても悔やんでいる。
今回はゆっくりお別れをして側に居たい」
ということでした。
他にご希望はありますか?とお聞きすると、お孫様達が
「おばあちゃん、ピンクが好きだったからピンク色に揃えたい!かわいくしたい!」
という事で、ピンク色の仏衣とお柩をお見せしたら、皆様もうんうんと納得されご用意させていただくことになりました。
全てが決まり、納棺となりました。
仏衣に着替えお化粧をしきれいになられた故人様。
末期の水には大好きだった桃のネクターを、お一人お一人故人の口へと運ばれていました。
すると、1番下のお孫様が
「おばあちゃん、なんか美味しそうな顔をしてる!」
と無邪気に言われ周りにいた皆様もうんうんと笑いながら涙するという見ていて心和む場面となりました。
通夜葬儀も滞りなく終わり、最後のお別れとなりました。
通夜が始まる前から、ずっと泣いていた1番おばあちゃん子だった男の子。
顔を見ては泣きじゃくる。
お別れになると、自分で書いたお手紙を震える手でお柩におさめ頬を伝う涙をタオルで拭きながら必死でこらえていました。
言葉にはしませんでしたが、おばあちゃんを想う気持ちがとても伝わってきました。
他の皆様もおばあちゃんに感謝とお礼を伝えて、ご閉柩となりました。
ご家族の方から、
「とてもゆっくりお別れができました。ありがとうございます」
とお言葉をいただきご出棺させていただきました。
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