家族葬エピソード203:「お顔に触れ『忘れんからな。待っといてくれよ』」

まだ若くこれからご主人や娘様達、可愛らしいお孫様達と思い出をたくさん作っていくはずだった故人様。

病気がわかった時「一生懸命頑張るから」と御家族に話されたそうです。その言葉通り御家族に支えられ一生懸命病気と闘ってこられましたが残された時間があまりないとお医者様から伝えられた時、ご主人と娘様たちはご自宅で家族みんなで最期まで一緒に過ごされること選ばれたとの事。

ご病気で痩せられた故人様を納棺師の方がお元気だった頃のように綺麗にされたのをご主人様はとても喜ばれておりお参りに来られたご親戚やご友人に「顔見てあげてよ!綺麗になってるから」と声をかけられておりました。
故人様のご友人は怖くてお顔を見れないと泣いておられましたがお柩のお顔をご覧になれると「いつもの顔だ...」と安堵されしっかりとお別れが出来ました。

会館には故人様への思いを綴って頂けるように折り紙やお手紙のセットを用意しており、今回もお孫様がたくさん折り紙で折り鶴や紙飛行機を折られ、娘様もお手紙にたくさんの思いを綴られおりました。
故人様が良く行かれていた温泉があると伺ったスタッフがその温泉の写真をご用意し式場内に飾られて頂きましたら、娘様が「あー良く言ってた所やね。覚えてる?ばあばと一緒に行ったところだよ」とお孫様とお話され故人様との思い出に目を細められておりました。
ご親戚の方が「これも一緒に飾って欲しいんですけど大丈夫ですか?」と大きめのパッチワークを持参され「これはうちの子が生まれた時にあの人がおくるみに作ってくれたんですよ」と故人様との思い出を話してくださいました。飾られたパッチワークを見て「これは形見として大事にするね。」と故人様にお話されておりました。

娘様のご友人が来られると今まで気丈に振舞っておられた娘様は泣き崩れるようにご友人に抱きつかれ「お母さん頑張ったんよ。来てくれてありがとう」とお話されご友人は優しく娘様の背中をさすっていたのはとても印象に残っております。

お式が終わりご主人様のご挨拶ではしっかりと話されておりましたが「これから夫婦で孫とたくさん遊びに行くと思っておりました...」と涙で詰まると式場内から啜り泣く声が聞こえてきて故人様の早すぎる別れに胸が苦しくなる思いでした。

お別れのお花入れの際たくさんの折り鶴、お手紙をお声をかけながら入れられご主人様が色とりどりのお花包まれた故人様のお顔に触れ「忘れんからな。待っといてくれよ」と声をかけられ秋めいた風が優しく吹く中、ご出棺となりました。

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