家族葬エピソード155:「お前が作った手料理が食べたい」

みんなの思いをしたためた折鶴と共にお父さんは天国にいきました。

朝、泣きはらした目で故人様のお柩に寄り添う奥様。
私達スタッフに、気付き「2人で会話していたの」とおっしゃいました。
昨夜から何度も故人様のそばにいらしたそうです。

「2人でよく旅行に行ったね」
「2人で畑に行って野菜を作ったね」
「2人で歩いたりジョギングしたね」
「ずっとずっと、2人で歩んできたのに、これからはそれが出来なくなる」
奥様は寂しそうにつぶやかれました。

ご結婚してから今まで一度も怒られた事がないほど、優しいご主人だったそうです。
今年の6月に入院し、退院が決まった矢先急変。
奥様が病院に着いた時には心臓マッサージをしていたそうです。
それでも一瞬意識を取り戻し、到着した娘さんとお孫さんの声かけに反応されました。
そして眠るように息を引き取りました。

まさか、死んでしまうなんて...。
今でも信じられないし受け入れる事ができない。
そう言って悲しむ奥様に私達スタッフもしばらく側を離れる事ができませんでした。

そんな奥様のかわりに長女様は涙を堪え必死にご親族様の対応をされていました。

お別れの時。
長女様は「お柩に入れてもいいですか」と、お父様が好きだったものを沢山持参されました。
愛用していた帽子やメガネ。
それと、急なご逝去だったにも関わらずお父様が大好きだったおかずを手作りして持ってきてくださいました。

「お父さん。退院したら何が食べたい?」
「お前が作った手料理が食べたい」そんな会話をした故人様と奥様。

打ちひしがれている奥様にかわり、娘さんが一生懸命手料理を作ってくださいました。

ご親族様もお花や夜通し作った折鶴を手向けながら涙が止まらず「お父さん、さようなら...。お父さん、さようなら...」
お柩のフタを閉じる時、何度も何度もそう話しかける奥様の声が悲しく響いていました。

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