家族葬エピソード142:「笑ってさよならの方が喜ぶよ」
「80歳になったから終活するって言ってエンディングノートを書いてたんですよ...」
喪主の長女様が少し寂しそうにお話しして下さいました。
今回お手伝いさせて頂きましたお式の故人様は80代の女性でございました。
喪主様はご近所に住まわれていたご長女様がつとめられました。
闘病生活が短く急な旅立ちに、まだよくお気持ちの整理がついておられない中で最後にお母様に出来ることを探しておられるようでございました。
「赤い色の物が大好きだったんですよ。あと、スイカ!。私の離乳食もスイカを食べさせたって誰にでも話してたな...」
二人の息子様に、私共に思い出の糸を手繰り寄せるようにお話しくださいました。
入院中に切られた髪の毛をとかしてあげたいとのご要望でお柩のお蓋を開け一緒にお手伝いさせて頂きながら髪の毛をとかして差し上げました。
「あーやっとおばあちゃんになった。写真と一緒や。超可愛いい」
息子様の言われたお言葉にとてもご満足いただけたようでございました。
お好きだった赤いお花、お好きだったお菓子、そして喪主様との思い出のスイカをお柩の中にお納め致しました。
お二人の息子様からは特別なお別れの言葉はごさいませんでしたが、お花入れの間ずっと泣いていらした喪主様に
「お母さん、そんなに泣いたらおばあちゃん心配するよ。笑ってさよならしたほうがおばあちゃん絶対喜ぶよ」
「そうだね、笑ってる方がおばあちゃん喜ぶね。ありがとう。」
悲しみの深い喪主様を心配されての息子様のお言葉でお蓋を閉じさせて頂きました。
きっと、故人様も悲しみの深い喪主様のご心配をされたお孫様に頼もしさを感じた事と思います。
「お母さん、おばあちゃんと三人で最後のドライブだね。」
不安そうな喪主様のお心を心配されての息子様のお言葉に
「いってらっしゃいませ。」
と、お声を掛けてお見送りをさせて頂きました。
故人様を思い、お母様を支えられまるで喪主様をなさったような息子様に
「お母様を支えてあげてね。」
と、エールを送るような胸の熱くなるお式でございました。
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