家族葬エピソード1059:「いつか私がそっちに行ったらよろしくね」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード1059:「いつか私がそっちに行ったらよろしくね」

「お父さん、お疲れ様。ゆっくり休んでね」
故人様は70代の男性の方。
漢気があり友人も多かった故人様。
病気が分かり、闘病生活が始まって直ぐに奥様へ、
「友達たちには病気のことを話さないでくれ。心配させたくない」
とお話されていたようで...奥様は、
「弱ってる自分を見せたくなかったんだと思います」
とその時のことを思い出されておりました。

病気と戦っていく日々のなかで娘様のご結婚が決まり、
「これはもっと頑張らんとな」
と意気込んでいらっしゃったそうですが体調が悪化し...
奥様と娘様に見守られながら息を引き取られました。

故人様の「死に顔は見せたくない。友人には後日連絡して」というご希望から、
ご葬儀はご家族様だけで執り行われました。

たくさんのお花と、奥様がご用意されたお好きだったお酒とおつまみ、
ずっと吸っていたタバコをお供えされて、
「お父さん、いっぱい頑張ったね。お疲れ様、ゆっくり休んでね。いつか私がそっちに行ったらよろしくね」
と言葉をかけられて...お別れとなりました。