家族葬エピソード1058:「私一人になって寂しいじゃない」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード1058:「私一人になって寂しいじゃない」

祭壇に飾られた御遺影のお写真は、こちらに向かって微笑みかけていらっしゃいました。
お茶とお花の先生をされていた故人様。
いつも、にこやかでとてもお優しいご性格だったと喪主様が教えてくださいました。
喪主をお務めになられたのは、故人様の甥ご様でした。
面倒見が良く子供がお好きだった故人様。
ご親戚やご近所のお子さんをとても可愛いがられていたそうです。
お式には、そんなご近所の方々も参列してくださいました。

故人様と同じ施設でご一緒に生活をされていた妹様も、最後のお別れへ...
「優しい優しい、お姉ちゃん。私一人になって寂しいじゃない。
いつもの様にお茶を淹れて、私が行く時までゆっくり待っててね。」
涙を流され、掛けられたお言葉に、妹様の寂しさや、悲しみが伝わってまいりました。

お別れの時...お茶のお道具や、故人様が大事にされていたお着物などもお柩へと納められました。
ゆっくりとした時間の中、お一人お一人皆様が感謝やお別れの言葉を故人様へと送られました。
悲しみの中にも、皆様の優しいお気持ちが溢れた心温まるお式でございました。