家族葬エピソード1022：「泣かないで笑って送り出してほしい」：家族葬エピソード｜【公式】大分市・別府市・豊後大野市での家族葬・葬儀・葬式なら備庵（ビアン・びあん）・判田台会館

家族葬エピソード1022：「泣かないで笑って送り出してほしい」

2人の子供様3人のお孫様に恵まれ、大きな愛情で包み込むように育み支えてくださったお母様。

晩年は、瞬く間に過ぎゆく闘病の日々の中でご自身の人生を振り返り、
思いの丈を語り合った夫婦の時間がありました。
それは、ご家族のみなさまに遺した最期のお言葉でもありました。

儀式の終わりに子供様お孫様方の前に立ち、皆に伝えたいとお話し始めたご主人様。

子供たちを大学まで行かせてあげられたこと...
孫たちと楽しい時間を過ごせたこと...
自分の母親より長く生きられたこと...
ひとつひとつ丁寧に伝えられたお母様が遺されたお言葉は、みなさまの心に響くものとなりました。
お母様が持つ愛情や優しさを感じ、我慢していた想いが溢れ出るように、
涙を流していらっしゃったお姿が印象的でした。

紡いでこられたご自身の人生に満足を示し、
『泣かないで笑って送り出してほしい』
それがご生前のご希望だったようです。

共に過ごしたかけがえのない思い出と最期のお言葉は、ご家族のみなさまにとって、
心の支えになると同時に、お互いに悔いを残さない旅立ちの時間を紡ぎました。

お柩に眠るお母様を囲みお顔に触れ、思い出話に花を咲かせた家族の時間は笑顔に溢れており、
式場内をあたたかく包んでいました。

家族の絆がぐっと深くなったように感じたお別れのひとときでございました。